「不登校については、特定の子どもに特有の問題があることによって起こることではなく,どの子どもにも起こりうること」として捉える必要があることを、文科省でもいっています。
つまり、悪い子・困った子だから、不登校になるわけではありません。不登校なんて悪いことだ、ということにもなりません。恥ずかしく感じる必要もなく、将来の希望を捨てることもありません。
それでも、学校に行かないことで不安に感じることはたくさんあると思います。「子どもは学校に行くことが当たり前」と思っている人も多いです。
でも、学校は行かないことが「勉強も必要ない」にはなりません。逆に、学校に行かないからこそ、勉強に不安を感じてしまいます。
義務教育と言われますが、子どもが教育を受けるのは“権利”です。“権利”として、どうやって勉強していったらいいのか、考えてみませんか。
そうやって考えてみると、子どもがどうやって勉強していけば楽しいか見えてくるかもしれません。改めて「学校」に通うことの大切さを感じるかもしれません。あるいは、「フリースクール」、「ホームエデュケーション」、色々な方法があります。そして、じっくり休みが必要な場合もあるかもしれません。
すまいるの役割は、そんな子どもの“学ぶ場”の選択肢を増やすことです。一人でも多くの子どもが、学ぶ機会を生かして欲しいと願っています。
子どもが“不登校”になったときに、どのように接するか。
悩みを抱えている方も多いかもしれません。
この問いの答えに、しばしば用いられるのが「バイスティックの7原則」です。
これは、アメリカの社会福祉学者バイスティックが提唱した、
ケースワークの基本原則と言われています。